11月11日、チンアナゴの日、ポッキーの日、中国では独身の日。。。
でも!我が家では「のっぴ記念日」なのです。
9年前のこの日は日曜日、11月にしては寒くて午後からは冷たい雨が降ってますます寒くなるとの予報でした。
前の日に公園で遊んだ次男が大切な縄跳びがないと言うので公園に探しに行かせました。公園は家のすぐ近くにあります。
しばらくして「ないよぉ~」と悲しげに帰ってきたので今度は私も一緒に探しに行くことに。
「ちゃんと探したの~??こうゆうものかげとかに投げ込まれてることもあるから奥の方までよくよく探さないと~」
と言いつつ奥の植え込みをかき分けて探していると。。。
あ、あれ?なにこれ?段ボール箱にちっちゃな毛皮の団子。。。?
段ボール箱を持ち上げたら底が抜けて毛皮団子と、一緒に入っていたカップ入りツナフレークのようなものが植え込みの土の上に落ちてしまった。
ツナフレークは土まみれ、毛皮団子が動いた!
これって、すごくちっちゃいけど、猫だよね。。。
これがのっぴとの出会いでした。あ、捨て猫は犯罪ですからね、犯罪!
大切な縄跳びは結局見つからず、代わりにとってもちっちゃくて持ち上げると壊れそうで寒さで木の葉のように震えている毛皮団子を持ち帰りました。。。午後の雨予報で置き去りにしたらおそらく命はないだろうという思いと、ツナフレークを土まみれにしてしまった罪悪感も背中を押しました。
連れ帰ってみると、ペットショップの仔猫とはかけ離れたひどい状態。どうしたらよいかわからず地域の猫の会を検索して早速電話すると
「うちではお引き取りできません」とぴしゃり。そうですよね・・・。状態を説明したら「それは猫用のミルクを買ってきてすぐに無理やりでもいいから飲ませてください!」と。言われた通りにして保温して翌日病院へ。注射と投薬と強制給餌でなんとか命の危険を脱しました。その頃にはすっかり情が移って「のっぴ」という名もつき、猫の会の方に里親探しのお手伝いをお願いする必要はなくなりました。
あれから9年、助けた命に我々家族がどれほどたくさん救われたか。どれだけたくさん幸せをもらっているか。そんな功績(?)のおかげで、今では我が家の隠れ家主状態、何をしても怒られないお猫様に成長されました。
発見時の状態がとても悪かったので猫風邪の後遺症は一生背負っていくことになってしまったけど、どうかこれからもずっとずっと元気で長生きしてほしいです。そのためならソファーで爪を研いでも、バスタブをトイレ代わりにされても、ケーキ作りの邪魔して失敗しちゃっても、全然オッケーよ!
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