「老後の資金」を意識して
作り始めたのは2年前くらいからです。
まだまだ発展途上なので
お料理のレシピのようにはいきませんが
作り方について私なりの考えをまとめてみました。
2000万円
いつだったか
「老後資金2000万円は自己調達が必要」
なんて報道があって世間をざわつかせましたよね。
2000万円とまではいかなくても、
将来年金だけで生活するのは
難しい人の方が多いかもしれません。
ちょこっと調べてみたところ
平成17~19年という古い統計ですが
70歳以上の無職世帯の実収入は23万円ちょっと
税金や社会保障費を差し引いた可処分所得は20万円ちょっと
支出は23万円ちょっとなので
毎月3万円くらいの赤字となっていました。
(総務省統計局HPを参考にしました)
今から14,5年前の統計なので、年金受給額も
その他の支出も今とはちょっと違うかと思いますが
この時点でも年金だけでは暮らせていない
実態がうかがえます。
考え方 第一段階
さっきの統計から考えてみます。
当時は消費税が5%、今は10%なので、
かなり荒っぽいですが
今に直して支出は24万円とします。
するとひと月4万円、年にして48万円の赤字です。
これを65歳から90歳まで当てはめると
48万円×25年=1200万円の不足
となります。
これには物価が上がることは
計算に入っていないので
実際にはもっと不足すると考えたほうが
良いでしょう。
前回も書きましたが
年金を繰り下げ受給すると
ひと月繰り下げるごとに0.7%
もらえる年金が増えて、その後ずっと
増額された年金額をもらえます。
ここで、5年間繰り下げて受給開始を
70歳からにしたとします。
すると
23万円×1.42=32.66万円となり
税と社会保険料をまたざっくりですが
4万円引いたとしても
ひと月にもらえる額が28万円あまりと
65歳からもらえる額よりもずっと多くなります。
さっきの支出、24万円を引いても
毎月4万円も余ることになり、
年間では48万円の黒字です。
どんだけ長生きしても大丈夫~
という気持ちになれますね。
注意点! ふたつ
繰り下げ中はもらえない
これも前の記事に書きましたが、
上のモデルでは
当然65歳から70歳までは年金がもらえません。
ということは
24万円×12=288万円これが1年分、
288万円×5=1440万円
空白の5年間を埋めるには1440万円必要
ということになります。
ええっ、65歳から年金もらったら不足する1200万円より
240万円も多いじゃない!
と、ツッコミが入りそうですが、
65歳プランは90歳以上生きたらどうしよう
という長生きリスクを背負いますし、
年々貯金が減るので気分的にも
よろしくなく、想定外の出費への
許容度がほとんどありません。
物価が上がるとますます苦しくなります。
70歳プランは計算上は毎年48万円ずつ
貯金が増えるので、
長生きリスクどころか長生きボーナス付きで
想定外の出費や物価が上がっても
ある程度までは対応できます。
長生きしないと損する
上記のプランは70歳まで繰り下げるので
その手前で亡くなってしまうと
遺族に年金が入りますが
70歳で受給を開始して早いうちに
亡くなってしまうと金額的に損をしてしまいす。
確か、70歳まで繰り下げた場合は
78歳まで生きれば得することになってたと
思います。
こちらはうろ覚えで裏取りしてないので
悪しからずご了承ください。
もしそうなってしまったときには
仕方ないと割り切れるかですね。
こんなことを考えて、私は今のところ
年金は繰り下げ受給してようと思っています。
あくまで個人の見解ですので
ご参考程度に。
1440万円をどうやって
例えば50歳から老後資金を作る
として、10年間で1440万円
単純に割れば1年144万円
ひと月12万円を貯金に回していく必要があります。
ひと月に12万円。。。
結構大変ですよね。
でも、65歳までに用意できればよいのです。
現在夫婦のどちらかが会社員公務員で
退職金が見込めるのであれば
大きな助けになりますね。
大切なのは
いつまでにいくら必要か
わかっているのとわかってないのは
大違いってことです。
退職金はまとまった金額を一気に
手にすることになるので
そのときに気が大きくなって
パーッと使ってしまわないように
したいですね。
自分流にカスタマイズ
年金の繰り下げ受給は
年単位でなく月単位なので、
自分の将来像に見合うように繰り下げ期間を
決めれば、より良くなると思います。
5年間繰り下げ70歳から受給
長生きリスクフリープランは
あくまで一例です。
考え方 第二段階
繰り下げ受給だけでも
年金をもらえない期間を乗り切れれば
もう安泰なのですが、
年金をもらえない期間も含め
もう少しバージョンアップできたらな
と私は考えています。
それは貯めたお金に働いてもらう
投資です。
50歳過ぎてからの投資は
若い人と違って先が短めなので
あまりリスクは取れません。
損失を収入で埋めにくくなるからです。
なのでくれぐれも慎重に。。。
よくよく勉強して
失っても生活立ちいかなくならないように
適正額を見極めて。。。
できれば空白の5年間を埋める額が
預貯金で準備できてからが良いと
慎重派の私は思っています。
まだまだ勉強中です。
積み立てNISAを始めて
夫にはiDeCoを始めてもらいました。
またそれはいつかご報告したいと思います。
最後までお読みいただいてありがとうございました。
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